◎2024(令和6)年7月5日(金)
本日、13:30より文化会館中央コミュニティセンターにて市と社会福祉協議会とが共催で地域福祉シンポジウムが開催されました。
白川地区からは福祉委員代表2名が参加しました。お疲れさまでした。
参加された方の感想です。
「今年の4月から、孤立に対して政策が施行されてたこと。
シンポジウムに参加して、新しい情報をいただき、将来、困っているから、助けてと言える。言ったら どこかにタライ回しされるのでなく、重層的に支援してもらえる窓口にと導いてもらえる亀山になるかな?なるといいなと思いました。」
「10年以上前のことになる。高齢者保護の過程で、ひきこもり状態の子と高齢の親の問題に出会った。今でいう8050問題だ。子は経済的にも親に依存し、サービスによる親への支援を拒否した。子が支援の鍵になるが、当時は両方を包括支援できる制度や仕組みがなかった。
今回の基調講演の一つ「断らない相談支援」では、さまざまな制度の狭間にある課題に対し「一人も取りこぼさない」実践的な取り組みが紹介された。さらに、「社会とのつながりをつくる参加支援」では、すべての人に居場所を作るとともに、支えられた人が支えられる側になれるような仕組みづくりが示された。
さらに重要なこととして、「窓口の体制ができてもその窓口にたどりつけない。そこをつなげるのが地域の人の力」と、正に会場で熱心に耳を傾ける地域の支援者の存在だ。
本市においても、制度・分野ごとの【縦割り】や【支え手・受け手】という関係を超えて、地域住民や多様な主体が参画した重層的支援体制の整備が図られ、「つながるシート」を活用した支援が開始されている。
住む人に優しい地域にするためには、地域の誰かが発するSOSを、地域の誰もが気づき自分の課題として捉えられること。知ることによって優しさが生まれ、結果として自分にもつながってくるそんな地域づくりが求められている。」
内容としては、
第1部は基調講演「断らない相談支援から社会とのつながりをつくる参加支援」
■講演者 社会福祉法人豊中市社会福祉協議会 事務局長 勝部 麗子 氏
第2部はトークセッション『誰ひとり取り残さないまち、亀山をめざして』
~亀山版「重層的支援体制整備事業」を通して考える~
■ファシリテーター 佛教大学 社会福祉学部 社会福祉学科 准教授 長友 薫輝 氏
でした。